ロボットの夢 脚本:KEIKO
『ロボットの夢』
脚本: KEIKO
ぼくはロボット
いまからずっとずーっと昔に
4歳の男の子にかわいがられていたんだ
だけど。。
男の子が5歳の誕生日に
人気者の電車のおもちゃが
やってきてから。。
ぼくはおもちゃ箱のかたすみの
真っ暗な世界で暮らしていたんだ
あとから電車くんも
おもちゃ箱にやってきた。。
それから
男の子が小学5年生になる寒い冬
男の子のママが
ぼくたち おもちゃは
鉄組とぬいぐるみ組に分けられ
ぼくと電車くんは
大きなお船に乗せられ
変身して生まれかわるために
外国にむかった…
(ロボットと電車の会話)
電車
『ねえ!ロボットくん!きみは何に生まれかわるの?ぼくはこの船みたいな大きな船に生まれ変わり世界中の海を旅したい!』
ロボット
『ぼくは。。ぼくは!まだロボットのままでいたい!』
電車
『ロボットくん!それなら早く逃げるといい。このまま船に乗っていたら外国についたら僕たち鉄組はつぶされて形がなくなるよ!』
ロボット
『僕、そんなのイヤだ!つぶされたくない!僕は自由にお空を飛ぶロボットになりたい‼』
......................
僕はそう叫ぶと海に飛び込んだ‼
僕は長い長い間、海を漂い
ついにここ谷津干潟についた。。
毎日
かわいいお魚さんや鳥さん達と
遊んでいるよ
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